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バニラにも色々ありまして…

バニラは、受粉が成立しにくい植物だそうです。
植物の受粉は、風などを利用する植物が多い中、バニラは香り同様、甘え上手。
(大体、甘え上手な香りを放つ植物はツル性だったり、他の植物に寄生したりするからオモシロい。)
昆虫に媒介を交渉し受粉していました。しかも交渉相手の昆虫は限られており、結果結合しにくく現在、ほぼ人工授粉です。

1841年、奴隷で植物学者の卵のエドモンド・アルビウスは、カボチャの花に用いる方法を応用して手作業による繁殖方法をみつけた。

手のかかるバニラですが、どうでしょう。バニラのいない世界なんて、もはや考えられません!
アイスクリームは、全部ミルク味⁈ プリンはどうなるの⁈ バニラの薫らないケーキに味覚が喜ぶの⁈
焼き菓子だってバニラとスパイスとの絶妙な組合せに唸りたい!!

そんな哺乳類代表の私が恐縮ではございますが、エドモンド・アルビウスの功績を称え感謝します。

フレグランスにおけるバニラについて
柑橘と爽やかに香るバニラから、クセになる反則級のバニラまで
今回の調香レッスンでは、徹底研究💡します

 

最終的には、自身の肌にしっくりくるバニラの香りを見つけましょう♪


さて、レッスン前に少し香りを聞いてみることにします。

何を隠そう高校生の頃からバニラ系の香りが大好きでして、トレゾァ系の香りを身につけておりました。
というのも当時「上田美和先生」のマンガにハマっておりまして。
特にoh!myダーリンは、何度も読んでは涙して( ;∀;)泣きたいときは読み直して… ( ;∀;)💦
すっかり主人公のひかるに感情移入した私は、しんちゃん(ひかるの幼馴染の年上彼氏。
ある日、ひかるの通う女子高に赴任してきて教師と生徒の禁断の恋になってしますのです!…the少女マンガ💛)から
プレゼントされたランコムの香水「トレゾァ」に憧れを抱いたわけです。

トレゾァー『宝物』
宝物のような永遠の愛を呼び起こす、時代を超えて愛されるフレグランス。
世界有数の調香師ソフィアグロスマンが自信に満ち溢れた女性から着想を得て作成した宝物もような永遠の愛の香り。

そうです。社会的垣根ができても、しんちゃんにとってひかるは唯一無二の『宝物』そしてこれからも永遠に。
そんな愛のメッセージが込めれた香り。
女子高生の私はキュンでした♡

秋冬を連想させるバニラは、肌のぬくもりを感じます。
それには、ベースノートが重要です! バニラいっぱいにサンダルウッド、ベチパーをブレンド。
もう、これだけで何か大きなものに包まれた安心感。
トレゾァを身につけた女性の自信は、ここからキテイルと思います。

さらにバニラとブレンドするとローズが可愛くなるんです🌹どのくらいって?
透き通る肌の女の子の、口紅つけていないのにプリプリのバラ色の唇くらいです♪(オタク感が溢れました。失礼。)

気品をバイオレットリーフやイリスで。
歓びやはじける華やかさを、金木犀などでピーチブレンド。
余裕のあるサバサバ感をベルガモット。

さあ、懐かしき憧れの扉が開いてまいりました☆

調香レッスンが楽しみです( ´艸`)

 

 

調香師  大石高子