Chillaxな夜の香り

レッスン前のネタ帳
その世界にチャンネルを合わせて、レッスンの方向性をつくります。

夜はchillax　私たちを解放する

街へ出れば、昼と違う表情に何かが起こる予感に駆られる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少し大胆になり、誰かに．．．会いたくなる

夏から秋は一年の中でも夜が映える季節ですので
今回の調香レッスンは「夜の香り」にしました

帳の降りた夜の色や、その中で光るネオン
ワクワク感を表現するにあたり
「バイオレット」といわれる香料区分の上手なブレンドが鍵と考えました

そこで、サブタイトルは

バイオレット香料の色気

私の考えるバイオレット香料とは、一言で表すと「紫色に薫ってくる香料」

例えば、イリスやトンカビーン

そして、ふんわり霞かかったパウダリーなバイオレットリーフや軽いフゼア調（ラベンダー他数種ブレンドしてオリジナル作成）

これらのバイオレット香料は、相性のよいスパイスと絡めることによって
セクシーにも、クセあり個性派にも、妖しくキラキラにもなる

軽いフゼア×バニラ×ブラックカラント　→　反則級セクシー
バイオレットリーフ×スターアニス　→　妖しくキラキラ　など　

さて香りの構成は佳境に入っていきます♪

全ては夜のせいにして
溢れ出す本能を一旦開放！

［その夜を決めるメインフラワー］を決め
月桃やチュベローズ、ジャスミンなどをご紹介
甘さを締めるか、より、ボリュームを出すかというところでしょうか

［仕上げは残香🎆］
ラブダナム、パチュリやサンダルウッドをご紹介
神秘性を出すか、一筋縄ではいかない個性派か、余韻の雰囲気を漂わせるか

自分の中に眠っていた野性遺伝子が、目を覚ます☆

このような誘導の基、今回のレッスンでは、等身大より少しだけ背伸びをした
ピリッと香辛料（隠し味にブラックペッパー）の効いた豪華な香りが誕生しました

またひとり…イイ女を世に放ってしまった気持ちです

プライベートサロン　羽音～waon～主宰　　　調香師　大石高子