撮影の路地裏
こんにちは。羽音waonの大石です。
先日、静岡第一テレビさんが取材に訪れていただき、夕方の情報番組「まるごとワイド」にて当サロンをご紹介していただきました。
番組内の「なでしこスタイル」でおなじみの丸山桂里奈さんと、秋元アナウンサーにアロマストーン創り体験をしてくださったなかで、、。
丸山桂里奈さんの嗅覚の感性の豊かさについて。。チョット路地裏でお話しましょう。
桂里奈さんのムエット(試香紙)memo
↓↓
「アオムシ」は、意外や意外。。じつは、「ローズのブレンド」オイルを聞いた反応でした。
秋元アナウンサーは、バラの香りにしか感じないとおっしゃっていましたが、どうしてこんなに差があるのでしょうか?
実はこのローズブレンドは。
早朝に開花したてのローズをイメージしたため、朝露が花弁に残る、瑞々しい香りを表現すべく
ローズ以外にハニーサックルやネロリをブレンド。
これによって、華やかさだけでなく、新鮮なグリーンフローラルよりのローズとなりました。
丸山さんは、そのグリーンな香りを即座に嗅ぎ取ったのだと思われます。
調香は、トップノート・ミドルノート・ベースオートとに分けて構成されています。
例えば、レモンはトップノート。ローズはミドルノート。サンダルウッド(白檀)はベースノートという具合に。
しかし、精油自体が化合物。いくつもの化学成分で構成されているため、レモン単体で嗅いだときトップノートでは、酸味や鼻をつく刺激、皮を剝いた時に飛ぶ果汁を感じますが、ミドルノートでは角の丸くなった、絞った後のレモンの香りを感じます。さらにラストは、さらに香りに丸みが出てくるなど変化します。
丸山さんの感じたアオムシ感は、トップノートの割と最初の最初にふんわり出てくるモノ。
「ホワイトムスクのどあめ」→「ホワイトムスクのブレンド」で感じた、のどあめ感はきっとペパーミントの薄荷感
「イソジン」→「オリエンタルブレンド」で感じた消毒感は、クローブの歯医者さん感
植物が虫や菌などへ「近づかないでー」と危険信号のように発する香り成分。
一体、何が言いたいのかというと、
丸山桂里奈さんの嗅覚の瞬発力と危険予知能力の高さ!
やはり、日本代表となる遺伝子の潜在能力は素晴らしいなというハナシでした。
嗅覚はこんなにも違う。香りの感じ方は人それぞれ。
考え方も人生も、違うのはあたりまえ。
だから
ヒトとの違いを面白がる。
ヒトと比べるより、以前の自分と比べてみる。
自身の感性を思いっきり解放させる。
香りを通じてそういう時間を創っていきたい。
アロマ調香師 大石高子